医療お役立ちコラム

薬局で支払う「薬学管理料」ってなに?

2018/06/01

薬局で薬を受け取るときにもらう「調剤明細書」や「領収証」、ちゃんと見たことはありますか?

調剤報酬(薬局で支払うお金)は、主に

  1. 調剤技術料
  2. 薬学管理料
  3. 薬剤料

という項目にわかれています。

1つめの「調剤技術料」とは、処方せんに基づいて調剤を行うことに対する「基本料」と「調剤料」のこと。
調剤基本料は、薬局の種類(規模や業務内容)によって異なります。一般の薬局(調剤基本料1)は、41点(410円)です。
調剤料のほうは、調剤にかかる手間に対して支払う費用なので、薬の種類や処方日数によって異なります。

3つめの「薬剤料」は、名前のとおり、薬代です。
処方薬は国で定められた「薬価」があるので、その薬価と薬の量、処方日数によって変わります。

「薬学管理料」とは?

さて、もう一つの「薬学管理料」ですが、これがいちばんわかりにくいのではないでしょうか。
薬学管理料とは、服用方法や注意点などの指導、薬についての情報提供にかかる費用です。
具体的には「薬剤服用歴管理指導料」や「かかりつけ薬剤師指導料」などがあります。

「薬剤服用歴管理指導料」とは、患者さんの薬剤服用歴に基づいて、薬の名前や用法、用量、効能・効果、副作用、相互作用などの情報を文書で提供するとともに、服薬情報を聞き、服薬指導が行われたときに支払うもの。
薬局で薬を手渡されるときに、薬の名前や飲み方などの説明を受け、「ほかに飲んでいる薬はありますからね?」「副作用が出たことはありますか?」などと聞かれますよね。それが、服薬指導です。
薬剤師には、患者さんに安全に服用してもらうために、これらの説明を行う義務があります。

そして、この服薬指導を、患者さん自身が選んだ「かかりつけ薬剤師」に行ってもらった場合、薬剤服用歴管理指導料ではなく、「かかりつけ薬剤師指導料」になります。

「おくすり手帳」を持参すると安くなる

さて、先ほどの薬剤服用歴管理指導料ですが、おくすり手帳を持参することが安くなること、ご存知ですか?

薬剤服用管理指導料は、3つにわかれています。

  1. 6か月以内に再来局 かつ 手帳による情報提供あり(調剤基本料1の場合):41点
  2. 1.または3.以外:53点
  3. 特別養護老人ホーム入所者:41点

半年以内に同じ薬局で薬をもらった場合、同じように服薬指導を受けても、おくすり手帳を持ってきたかどうかで、12点(120円)変わるということです。

おくすり手帳を使うメリットは、薬の飲み合わせや重複をチェックしやすくすること、旅先や災害時も含めて、服用歴や副作用歴、アレルギー歴などを正しく伝えやすくすることなどです。
これらに加えて、2016年4月から、おくすり手帳を持参することで少し安くなるようにもなりましたので、ぜひご活用ください。