医療お役立ちコラム

サプリメントの品質、大丈夫?

2019/12/01

足りない栄養素を補うために、あるいは健康や若さを維持するためにサプリメントを飲んでいる方は結構いらっしゃると思います。メトロファーマシーでも、サプリメントを取り扱っています。
先日、そんなサプリメントについて、国民生活センターが興味深い調査結果を公表していました。
「マルチビタミン」「GABA」「黒酢、香醋」「コエンザイムQ10」「酵素」「HMB(3-ヒドロキシ-3-メチル酪酸)」「ルテイン」「乳酸菌類」「グルコサミン」「DHA、EPA」という10種類のカテゴリーにおいて、それぞれ10銘柄ずつ選び、合計100種類のサプリメントについて、その品質などを調べたものです。

4割が規定時間内に溶けなかった

薬が体内で効果を発揮するには、服用したあとに溶けて、有効成分が溶け出し、それが胃や腸で吸収される必要があります。
そのため、錠剤やカプセル剤などの医薬品の場合、「崩壊試験法」と言って、一定の条件のもと、規定時間内に薬が溶け出るかどうかを確認する試験が行われます。そして、使用期限まで、規定時間内に速やかに崩壊することが求められます。

サプリメントにしても効果を発揮するには、一定の時間内に溶け出して体内に吸収される必要があることは、同じです。ただ、サプリメントには、そうした基準はありません。

そこで、国民生活センターは、100種類のサプリメントについて、医薬品と同様の試験方法で、規定時間内に崩壊するかどうかを調べたそうです。
その結果、100銘柄中42銘柄が、医薬品に定められた規定時間内には崩壊しませんでした。
体内で溶け出なければ、そのまま体の外に排出されるだけになってしまいます。

開封後のサプリメントの品質は?

この調査では、消費者が利用途中のサプリメントについても品質を調べています。
対象とされたのは、容器を移し替えていない、噛み砕いて摂取する錠剤ではない105商品(89銘柄)。
外見に異常が見られたものはなかったものの、ハードカプセルのサプリメントの一部は、カプセルを開けて内容物の状態を確認したところ、もともとは粉末状だったものが固まってしまっていたそうです。

また、利用途中のサプリメントについても、医薬品に定められた規定時間内に溶けて崩れるかどうかを調べたところ、64商品中ちょうど半数にあたる32商品が、規定時間内に崩壊しませんでした。
なお、10商品(7銘柄)について、未開封品と比較したところ、未開封品では規定時間内に崩壊したものの、利用途中の商品では崩壊しなかったものが2商品(2銘柄)あったそうです。
国民生活センターは、「利用者の利用環境や開封後の時間が、品質に影響する可能性」がある、「開封後は品質が劣化してしまう商品もある」と、指摘しています。

サプリメントは「選ぶ」ことが大切

今回の調査結果から、サプリメントの質にはバラツキがあることがうかがえます。
サプリメントは、「選ぶ」ことが大切。せっかく「健康のために」と服用するサプリメントですから、ちゃんと効果を期待できるものを選びましょう。
また、医薬品とサプリメントの飲み合わせにも注意が必要です。

メトロファーマシーでは、アメリカのダグラスラボラトリーズ社のサプリメントを取り扱っています。ダグラスラボラトリーズ社は、1955年の創立以来、「医師が患者さんに出すサプリメント」を専門に製造してきた会社です。

・熱に弱い栄養素の活性を保つために低温で製造されている
・自然由来の原料を主に使っている
・日本のサプリメントは食品扱いなのに対し、アメリカのサプリメントは食品と医薬品の間に位置づけられ、栄養素の含有量が多い
・医薬品製造に求められる「GMP規格」を100%遵守して生産されている

といった特徴があります。

サプリメントの選び方や医薬品との飲み合わせなどについて気になる方は、薬剤師に一度ご相談ください。

◎国民生活センター「錠剤・カプセル状の健康食品の品質等に関する実態調査」
http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20190801_1.pdf