医療お役立ちコラム

入浴剤の選び方

2022/01/01

あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、とにかく寒いですね。

そんな寒い夜にはお風呂の時間がより恋しくなるのではないでしょうか?

体を温める温浴効果を高めるには、入浴剤がおすすめです。

今回は入浴剤の選び方についてご紹介します。

そもそも入浴剤は何のため?

入浴剤を入れて湯船に浸かると、いつものお風呂が手軽にワンランクアップしますよね。

色や香りを楽しむこともそうですが、入浴剤にはいろいろな効能・効果があります。

まず入浴剤の基本的な効果は、体を温める「温浴効果」と体の汚れを落とす「清浄効果」という入浴の効果を高めることにあります。素のお風呂に入るだけでも体が温まり、すっきりしますが、その効果を高めてくれるのが、入浴剤なのです。

入浴剤には2種類ある

その上で、入浴剤の種類によってプラスαの効能・効果があります。

入浴剤には大きく分けると2種類あること、ご存知ですか?

ひとつは「医薬部外品」に分類されるもの、もうひとつは「化粧品」に分類されるものです。商品のパッケージに書かれているので、ぜひチェックしてみてください。ちなみに、「薬用」と書かれているものもありますが、「薬用=医薬部外品」です。

医薬部外品としての入浴剤には、「あせも、荒れ性、うちみ、肩こり、くじき、神経痛、しっしん、しもやけ、痔、冷え性、腰痛、リウマチ、疲労回復、ひび、あかぎれ」といった効能・効果があります。

一方、化粧品に分類される入浴剤の場合、表示できる効能・効果は「皮膚を清浄にする」「皮膚をすこやかに保つ」「皮膚にうるおいを与える」などに限定されています。

炭酸ガス系入浴剤は、血流が良くなる

医薬部外品タイプの入浴剤を入れたお風呂には、温泉のような効果が期待できるということですね。マイルドな温泉、温泉の家庭版というイメージでしょうか。

ですから、冷えやあかぎれ、ひびなど気になる症状があるときには、医薬部外品タイプの入浴剤がおすすめです。

さらに、入浴剤の成分によってもいくつかのタイプがあります。

まず、最近人気でよく見かけるのが「炭酸ガス系」の入浴剤。入れると泡が出るタイプのものです。

これは、温泉のひとつである「二酸化炭素泉」を真似て作られているそうで、お湯に溶け込んだ二酸化炭素ガスが血管を広げ、血流をよくしてくれる効果があります。入浴自体に血流促進効果がありますが、その効果をより高めてくれるのですね。

冬におすすめな入浴剤は?

ホホバオイルやシアバター、グリセリン、液状ラノリン、カゼインといった「保湿成分」が入っている入浴剤もあります。お湯の手触りがとろっとやわらかくなり、保湿成分が皮膚をコーティングしてくれます。皮膚が乾燥しがちな冬場には、とくに気持ちのいいお風呂になると思います。

温浴効果が高まるという意味では、「生薬系」の入浴剤も冬場におすすめです。

生薬系の入浴剤というのは、自然界にある植物をそのまま刻んだり、エキスを取り出して配合したもの。ウイキョウ、オウバク、ジュウヤク、センキュウ、チンピ、トウキ、トウガラシ、ヨモギなど、使われる植物はいろいろ。冬至に入る「ゆず湯」も、まさにこのひとつですね。

クール系入浴剤も体は温まる

メントールやハッカといったひんやりと感じる成分が配合された入浴剤もありますよね。パッケージには「クール」の文字が書かれていることが多いです。これは、湯上がりがさっぱりするので夏場にぴったりな入浴剤です。

こうしたクール系の入浴剤を入れたお風呂に入ると、ひんやりサッパリしますが、実際に体が冷やされるわけではありません。温浴効果は保たれているので、ご安心ください。

いくつかのタイプの入浴剤を揃えて、気分に応じて入るのもいいですね。

◎参考

『入浴検定 公式テキスト お風呂の「正しい入り方」』

『入浴は究極の疲労回復術』